電話でスペルを説明する方法
この前電話でレストランの予約をした。
その時前金を払うためにメールアドレスを教えてくれと言われた。
教えたのに一向にメールが届かないから再度電話したら、
どうやらメールアドレスが間違って伝わっていたようだ。
「パスタのPでしょ?」
「いやトマトのTだってば」
というやりとりを繰り返してようやくメールが届いた。
電話でスペルを間違えられることはあまりないのだけど、
馴染みのない名前だときついのかもしれない。
こういう時はPhonetic Alphabetを使うと便利だ。
例えばTaroと言いたい時に
"T as in Tango, A as in Alfa, R as in Romeo, O as in Oscar"
みたいな言い方をして間違えないようにする。
(ちなみにTango for Tという言い方もあるようだ)
日本でも無線で間違えないように
「煙草のタ、ローマのロ、上野のウ」
と言った具合で伝えたりする。
通話表に使われる言葉は決まっているので興味がある人は調べてみて欲しい。
英語の場合はNATOが定めるphonetic alphabetが一番有名ではあるが、
NATO以外の通話表も調べるとたくさん出てくる。
でも肝心なのは伝わるかどうかなので、コードを覚える必要はないと思う。
decentって何やねん
decentって単語をネイティブが使うとなんとなくイラッとする。
日本語訳だと「まともな」とか「きちんとした」というような意味になる。
英語の辞書を見ると、good, acceptableみたいな意味が出てくる。
でも単純にgoodとは言えないニュアンスがある気がする。
greatではないけどbadでもない、まぁ悪くはないよね、と言いたい時に使われる気がする。
前向きなアメリカ人がdecentとか言い出したらそんなに良くはないんだな、と勝手に解釈してるから良いイメージがないのかもしれない。
Have a good one.って何やねん
スーパーとかでレジの人に
Have a good one.
と言われることがよくある。
Have a nice day.
なら良い一日をという意味になるけど、good oneって何を指してるのだろうか。
調べてみたらoneには特に意味は無いらしい。
何かの文脈があるならoneが意味を持つけど、スーパーとかで言われたら単にgoodbyeの意味しかないらしい。
Have a good one.は今っぽい言い方らしいので、Have a good day.と言うのに飽きたら使ってみたい。
アジア人慣れしてないネイティブは有り難い
研究室にいるネイティブはアジア人の癖を知っているので、多少発音がおかしくても理解してくれる。
でもアジア人慣れしてないネイティブは発音が正しくないと聞き取って貰えない。
自分が最初につまづいたのはイミグレーションだった。
自分の専攻を聞かれて
Mechanical Engineering
と言ったのに通じず、何回か言ったら「ああ、Mechanicalね」と。
要するにMechanicalのアクセントと発音がおかしかったらしい。
Mechanicalのアクセントはchaにくる。しかもaの発音はæ(エの口でアと発音するやつ)だ。
流石に自分の専攻を綺麗に言えないのは恥ずかしいので練習した。
次に困った発音はthreeだった。
数年前にハンバーガーにはまっていた時期があった。
メニューにチーズバーガーセットがあり、その番号がNo. 3だったのだ。
No. 3を何度か言ってようやく通じるのが辛かった。
だからthreeを何度も練習した。θの後にrがくるのが意外と難しい。
こんな感じでネイティブが聞き取ってくれない時はチャンスでもある。
最近悩んでるのはwork(wə́ːrk)とwalk(wɔ́ːk)、あとquality(kwɑ́ləti)のkwɑの部分。
もっと練習しないといけない。
比較級の強調(much以外)
比較級を強調したい時に、much more expensiveみたいにmuchをつけることはよくある。
ただし、ネイティブがmuchを使うところをあまり見ない気がする。
周りに中国人が多いからかもしれない。中国人は多用している。日本人もよく使う。
比較級を使っているのに更に強調する必要があるのか?とネイティブは思っているのかもしれない。
He is way better than I.
みたいにwayを使うネイティブの友人はいる。
ただし、wayはformalではないから、場合によってはfarやmuchを使った方が良い。
betterの前にa lotを使うこともある。
I feel a lot better.
のように、than(比較対象)がないときはa lotを使うこともできるようだ。
much more expensiveと値段を強調したいだけであれば、単にveryやfairly、quiteを使うのも1つの手だろう。
much moreを1つのセットとして考えていると言葉が単調になるし、much more betterみたいな間違いを起こすこともある。
まずはway betterを使うようにして、こなれた感を出していきたい。
「〜のために」と訳せないfor
スーパーに行くと
2 for $5 (2個で5ドル)
みたいなタグを見かけることがよくある。
このforは「〜のために」と訳すと
「5ドルための2個」
となってしまい、意味がおかしくなる。「ために」と訳すのであれば、$5 for 2(2個のための5ドル)の方がしっくりくる。
数年間ずっと不可解に思ってきたんだけど、訳し方が間違っていたようだ。
どうやら英語では値段の前にforをつけることはよくあるみたいで、
check for $1000 (1000ドルの小切手)
I bought a car for $5000. (5000ドルで車を買った)
They work for $100 a day. (彼らの日給は100ドルだ)
みたいな例がある。forは「ために」という意味ではなく、名詞と値段をつなげる役割を持っている。
「ために」と訳せないforには
My flight was delayed for 2 hours.
みたいに期間、時間がくる例や、
I have nothing in particular for today.
The meeting was planned for 10am.
みたいに時刻がくるときもある。
辞書を調べると「ために」と訳せないforはたくさんあるけど、今日は値段だけまとめておきます。
ネイティブと話していて辛いシチュエーション
ホテルやレストランで、ネイティブが言っていることが全くわからないことがある。
パターンとしては4通り考えられる。
1,そもそも速くて何て言ってるか分からない
2,単語は追えるけど、意味が頭に入ってこない
3,聞き取れるが、単語の意味がわからない
4,そんなに速く話してないのに単語が聞き取れない
1はもうどうしようもない。慣れるしかない。何かの単語を拾っておうむ返しするか、無視して聞きたいことを聞くしかない。
2はもう一度言ってもらえば理解できるかもしれない。集中して聞けばどうにかなるレベルだ。
3は知らない単語がどういう意味か聞けばいい。別の言葉で言い直してくれるか丁寧に教えてくれるはずだ。
4はそのシチュエーションと全然関係ない単語の可能性がある。レストランなら食べ物関係の単語が来ると待ち構えていたのに全然関係ない単語が急に頭に入ってきたら、日本語でも「えっ?」となることがある。
映画やドラマなら巻き戻して聞き直すことができる。でも人とのやりとりの場合は1と4の場合はその場ではどうしようもなくなり、YesとかI seeみたいな曖昧な返答しかできないくなる。答え合わせもできないから次に活かすことができない。敗北感だけがのこる。
そんな状況をなくすために、普段から勉強しておくしかないんだろうなぁ。